これはいいかも‥

【授業研究】継続して伺っている高校で、来週の「公開授業+研修会(内部の教員+外部からの教員)」の打ち合わせをしました。私の意識もこの学校の委員会の意識も「授業者スキル」の研究に目が向いています。それをどう反映させるか‥を考えていました。

 すでに公開する数クラスの指導案はおおむねできています。しかし、「教師の活動」の記載は「生徒にペアワークを指示する」「全員が大きな声を出すようにさせる」などの一般的な記載です。

 「スキル(技術)」の本質は「意識の集中力」であり、その習得過程は「同じ形(動き)を繰り返し練習すること」によります。となると、その「繰り返すカタチ(動き)」を具体的に決める必要があります。

 そこである指導案を書いた人に質問します。「全員が大きな声を出せるようにする」ために、「何をしますか?」「誰にどう発言しますか?」「教室のどこから?」‥しどろもどろになります。これに少しアドバイスをして、次は委員会の皆さんのペアワークです。

 「今、私が質問したように、具体的にはどう声をかけるのかを質問してあげてください。指導案を書いた人はそそれを受けて相手の人が納得するレベルで具体的なセリフや行動に落とし込んでください」時間がなくて10分くらいしかできませんでしたが、多くの気づきがあったようです。

 思いつきのワークでしたが、これは今後の「授業者スキル」をレベルアップするためにも、そのためのトレーニング・プログラムを作るためにも、とても有効なワークになりそうな気がします。最近、このテーマのことが少しずつ私のアタマの中で禅師つつあります。

◎小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。

  →http://al-and-al.co.jp