やりたいことをテーマにできる研修会

【授業研究】6月に京都と静岡から研修会の依頼があり、日程調整でばたばたしましたが、無事にどちらも引き受けることができそうです。どちらも引き受けたい事情があったからです。

 京都府立総合教育センターの研修会は昨年に続いて2回目です。昨年は午後をたっぷり使って「授業改善」をテーマにワークショップ形式で行いました。今回はそれに加えて「担任のクラス経営も取り上げて欲しい」とのことです。それに伴って、午前午後の大幅時間増です。これは昨年出版した「すぐ使える!ワークシートでコミュニケーション教育(小林昭文著/ほんの森出版)」で私が強調していることとつながります。

 つまり、教科授業の質を上げるためには授業者のスキル向上が必要になりますが、このスキルと担任としてのスキルが同一の方向を持っていないとうまく行かないのです。同時に生徒観・人間観の調整も必要になります。このことをたっぷりと取り上げることができそうなので、この研修会は楽しみなのです。

 静岡県の高校からの依頼もこの学校からは2回目です。今回は「公開授業(たぶん複数クラスを公開)」と「提案授業(1クラスを全員で見学)」ののちに、「公開授業に関する研修会(いわゆる研究協議)」と「指導講評・講話」を行うというものです。全体では昼休みを含むものの5時間の研修会です。

 ここで私はあちこちで紹介している「授業者を傷つけない振り返り会」を中心とした授業研究や見学の方法を紹介したいと思っています。これをテーマにした「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」も3月までには発行される予定です。偶々、近くの学校に継続的な指導をしているので、ここの先生たちは概ねこの方法を理解してくれています。今回は、その経験者たちに支援してもらいながら研修会を作ってみようかと考えています。色々な意味で新しいことに挑戦する研修会になりそうです。

 まだ、今年度の仕事が色々ありますが、来年都の話も少しずついただきます。それも楽しみになってきました。

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