大学授業は「探究の時間」のヒント?

【授業研究】某県の高校の先生が大学授業見学にいらっしゃいました。商業科の「課題研究」といわゆるアクティブラーニングに対する対応に苦慮しているとのこと。1時間目の1年生の基礎ゼミはPBLのクラス内発表、2時間目の「ロジカルシンキング実践」は2年生向けの授業でした。これらを見てもらい、ランチの時間も含めて話をしていると、これらのプログラムは「課題研究」「総合的な探究の時間」などに、そのまま使えそうだと感じました。

 最近、この辺りに関する研修会の問い合わせがあり、また先進校の学習会に呼んでいただいて一緒に学ぶ機会もあり、考える機会が増えました。担任負担軽減、異なる研究課題を持つ生徒をどう指導するか、多くのプログラムを開発することの面倒さ‥などは、私が高校教員の時に「総合的な学習の時間」「キャリア教育」「AO入試対策」で直面し乗り越えてきたこととよく似ています。つまり解決策はいくつも持っています。

 しかも、私はこれらの問題を解決しながら「物理授業の大改革」の準備をしていましたから、教科科目の指導方法の改善や担任活動とのつながり‥つまりカリキュラムマネジメントについても実践的にサポートできそうです。私の研究課題はあくまで教科科目の授業改善ですが、周辺の問題にも私の研究が役立つのならうれしいことです。新しい楽しみが見えてきた気がします。

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