アクティブラーニングに関するNHK解説

【授業研究】昨日(11/26)のNHKニュースで解説委員がアクティブラーニングについて解説をしていたと聞いて、アーカイブを調べてみました。早川信夫解説委員は「そんなに簡単に指導方法を変えることができるのですか?」という質問に対する回答として以下の3点を挙げています。
1 国が指導方法までいちいち口出しするのか?議論が必要だ。
2 大学での手法が小中高校で通用するのか?正解がある場合は向いていない。
どういう分野に適しているかを見極める必要がある。
3 日本の先生たちは問題解決型の授業になれていない。指導しきれるか疑問。
 全体を読んでいただけると早川解説委員はAL型授業を全てPBLと同じようにとらえているような気もします。このあたりが気にはなりますが、大事な点を指摘しているとは思います。
 まず、1は全く同感です。私は指導方法を変えるべきだと思いますが、法的拘束力を背景に進めるべきかどうかは大いに議論するべきだと思います。2に関して気になるのは「誰が見極めるのか」です。この種の授業を知らない・実践していない人たちが見極めるのでは偏りすぎです。すでに、現場では多くの人たちがこの問題を解決しています。その意見が反映できるようにしてほしいものです。
 そして、3は最も重大な問題です。誰が指導するのでしょう?大学教育学部はどう対応すのでしょうか?教育委員会はどうするのでしょうか?すでに一部の目敏い人たちはビジネス化に動いているようですが、それを野放しにして良いのでしょうか?
 いずれにしても、授業の在り方や教え方、そして学びとは何かなどについて議論が沸き起こりそうなことは大変良いことだと思っています。
参考→http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/204111.html