(物理の問題を)理解して解けたことがすごくうれしかったです

【研修会の感想から】「アクティブラーニング入門講座」で取り入れている「高校物理」授業体験部分についての感想です。さらに以下のように続きます。「…まわりの先生方が一生懸命教えてくださったので、がんばろうと思いました」
  これらは、「課題に取り組んで達成感を味わう」「特にチームで取り組み達成したときの喜びを体感する」「チームの他のメンバーに支えられたり、励まされたりという体験をする」ということです。このような目標設定は「道徳教育」「キャリア教育」の中に組み組まれていたり、構成的グループエンカウンターやプロジェクト・アドベンチャーのエクササイズ等の狙いに組み込まれていたり、「学校行事」「特別活動」の中に示されていたりします。つまり「教科・科目の授業の外」に設定されている目標です。
  しかし、冒頭の感想のように「高校物理」の授業体験の中にこれらの目標達成が可能だということです。生徒達が毎日の大部分の時間を過ごす「教科科目の授業」の中でできれば「たまにしかできない特別な活動」で実施するより効果は大きいはずです。何より、知識やスキルの習得・活用・探求の場面でこれができれば、意欲が高まり習得等の成果もあがります。企業でいうオフサイト・トレーニングよりOJT(On-the-Job Training)と同じ発想です。
「○○教育を通常授業に埋め戻す」というのはこういうことです。