「子供だましはしない」「猫なで声もしない」「ガラス張りを意識して」

【研修会の感想から】昨日の続きです。「生徒向け物理授業」も「大人向け研修会」でも、「誰も眠らせないようにしよう」と考えたときに、意識しはじめたのがこの3つでした。根本にはカウンセリングで学んだ「対等・尊重」の思想がありました。
  「子供だまし」は教師と生徒の間だけで通用するコントロールのしかたです。「チョークを投げる」「怒鳴る」「暴力を奮う」「成績で脅す」などです。大人には通用しないやり方ということもできます。「猫なで声」は子供扱いしてコントロールすることです。甘い声で手なずけたり、褒美で釣ったり、ウソの説明をすることです。子供を騙すのは簡単です。
   「ガラス張り」は「密室の秘技」にしないことです。「逃げられない生徒」だから服従する方法や、市民に「知られては困る」ようなやり方やはしない。なるべくならなぜ成功するかを説明でき、だれでも繰り返し適用できる「技術」を使いたい。情熱や直感に任せて指導したり、偶然の成功を誇ったり、経験主義に陥ったりを極力避けたい、と考えていました。
   「話だけの研修よりワークショップが入ると頭にはいるし…」という感想から色々なリフレクションが起きていきます。