「小林さんの話を聴いて、ずいぶんと肩の荷が下りた気がします」

【今週の振り返り】某高校のHさんの発言です。その学校の先生たちとざっくばらんに色々な話をしていました。「少しずつやればいい」「うまく行かなかったらその場で中断すればいい」などの私の発言に対する感想です。私自身の役割も改めて自覚できました。
   Hさんは校内の授業改善のリーダーです。自ら様々なタイプの新しい授業にチャレンジしつつ、校内の組織的な動きも整えて来られました。その成果は着実なものがあり、私は驚いたほどでした。でも、その分、「きちんとした方式でやらなくてはならない」「必ず成功する授業をしなくてはならない」のプレッシャーも強いのでしょう。
   私の話を聴いて肩の荷が下りたと言われたときに、私は「これも私の大事な役割」と感じました。いくら「新しい授業」の良さや必要性を説いても、聴く人たちにプレッシャーをかけるだけでは意欲は高まりにくいし、ましてや継続は難しいと思っています。理想は「楽しくて、気が楽で、みんなのためになる授業改善運動」です。Hさんのおかげで、私は大きな「気づき」を得ることができました。