埼玉県で研修会が始まるまで2

 約20名の高相研東部支部理事の皆さんに、
15分間一気に説明し終えてどんな反応があるかどきどきものでした。
終わったとたんに拍手が起きました。何人かの人が
「私も授業を何とかしたいと思っていたけど、どうしていいかわからなかった」
「こうすればできそうだとと感じた」
と発言してくれました。
 管理職の立場にある先生からは、
「これは埼玉県にとって一番必要なことだよ。
 学力向上が叫ばれてきていて、でもどうやっていいかわからなくていたけど、
 ここにその答えがあったという感じだよね」
とのうれしいコメントをいただきました。

 直後に別の用があって退出せざるを得なかった私ですが、
その日のうちに「東部支部で授業改善をテーマに研修会をやろう」
と決まったそうです。
 7月には3分科会のひとつとして、8月にはこれだけをテーマとして、
更に12月には3分科会の1つとして行うことになりました。

 私は長年、高相研にはお世話になってきましたから、
定年を迎える最後の年に、ささやかな恩返しができると思いました。
これまで県外で講師を務めることが多くて、後ろめたかったこともありました。
 それだからこそ、この出来事はとてもうれしい出来事でした。(この項終わり)