私の考え方が広がる可能性

【授業研究】この2~3年間、小学校を含む授業見学をかなり丁寧に続けてきました。その結果、「授業改善」の本質的な問題をかなり把握できたと自負しています。その内容は現在「月刊高校教育(学事出版)」誌上で「授業改善のリーダーシップ(Leadership for school improvement)」と題して連載しています。

 この連載は今年度4月から始まりまだ第2回(5月号)までしか発行されていませんが、長期連載を見込んでゆっくりじっくり論じていきます。みなさんのお手元にあるか、お近くの方がご購読だったら読んでみて下さい。この内容はいずれ単行本にして皆さんにお届けします。当然、最近の私の指導実践はこの理解に基づいて指導しています。

 そんな中で、教員研修を手掛けている某社の方から「特に初任者や非常勤講師がこのコロナ騒ぎの中でICTスキル不足で困っている。これに対応する研修会をつくれないか?」と相談されました。これに対して私は「ICTスキルだけを教えてもあまり意味がない。新しい学びを実現するための根本的な授業の考え方を土台として構成する必要がある」と回答しました。

 ある意味では「ちゃぶ台返し」の返事です。しかし、担当する人たちの返事はとても前向きでした。早速、より具体的な計画を作成して提案しようと思います。これまで、特定の学校では私の考え方に基づいた「授業改善」指導を続けてきました。その枠を超えた組織で採用してもらえるとしたらうれしいことです。元気づけられる出来事でした。

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