研修記録の実際が理解できました

【授業研究】免許更新制に替わる「新しい研修」をテーマに月刊誌の連載原稿を出張の合間に少しずつ書いています。そこに飛び込んできたうれしいニュースが2つ。私が授業改善支援をしているA校とB校からの報告です。

 特に「対話の方法」について両校にこの半年くらい教え続けています。A校では主に科学部の研究方法として質問の技法を中心として対話で研究を進める方法を教えています。生徒たちの呑み込みも早く私も成果を感じていました。B校では生徒たちの探究学習の方法として教えました。主に高校1年生に教えました。これも生徒たちの理解は早く、好評でした。このB校の3年生の担任から相談が来ました。国公立大学を受験している生徒の面接試験対策をどうやっていいかわからない、でした。そこで高1の担任に手伝ってもらって「対話の方法」を使うことを勧めました。成果は上々。サポートした高1担当の先生からは、その受験生の変化に関するレポートも届いていました。

 その結果。A校からは科学部がコンテストで最優秀賞を得たとのこと。それもSSHに指定されている学校を押さえての成果とのこと。B校からは大学合格の報告。生徒も面接後に自信満々だったとのこと。

 これまでなら「学校の成果」で終わります。いずれも外部に出かけて受けた研修ではありません。私が手ほどきして、その後は、日常の教師・顧問・担任としての仕事をしていただけです。しかし、これに関わった先生たちは来年度からは「何を学んで、どんな指導をしたか」の記録を「研修記録」として提出することができます。

 まさに「教師の主体性が尊重され」「現場の経験を大事にした研修であり」「個別最適化の学習」の《研修記録》です。先生たちは途中で書いたレポートを持っています。私が指導した時のpptや生徒のリフレクションカード等の資料も持っています。研修履歴を提出するのは簡単です。お金と時間をかけて外に出かけたわけでもありません。「働き方改革」も実現しています。

 私にとってもうれしい報告でした。こういうことが研修履歴になり、「仕事=研修」つまりOJTが簡単に実現するということがわかりました。私の連載原稿にも書けます。凄いタイミングで、すごい成果報告を、それも2つもいただきました。またしてもシンクロニシティーを感じさせられました。

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