授業研究AL&AL

先生たちの授業力向上・担任力向上等に役立ちます。

なぜ授業の構造が生徒を変えるのか?⑵

【水曜日の投稿予定を1日ずらして投稿しています】

 パターン化した授業を2年間続けた背景には「生徒たちの学びの質を高める」というかなり壮大な狙いがありました。

〈板書なし・ノートなしで集中を促す〉
 私は板書をせず、生徒たちにノートも取らせませんでした。そもそも生徒たちはノートも持っていませんでした。15分間の説明中は投射しているpptの画面を印刷したプリントを配布していました。その理由はメモのためではなく、ppt配布でスライドの前後関係を把握しやすくするためです。メモをさせないのは私の「15分間の少し早口&繰り返しなし」の説明に集中させるため、「始業チャイムと同時に説明開始」は「遅刻ゼロ」を維持しました。
 私の説明は「にこにこして」いますが、内容は厳しいものでした。「えー、あー、は言わない」「繰り返しもしない」「余談も言わない」「おしゃべりも注意しない」でした。
 内容理解はこの段階では求めていません。次の段階=「教科書を読み」「答案を書く」「友達に質問したり、教えたりする」プロセスで理解します。別言すれば「紙で読み、紙に(答案を)書いて、初めて理解する」のです。「デジタル偏重」に対する警鐘でもあります。

〈立ち歩き自由の問題演習の狙いと教師の立場の変更〉
 別項で詳述しますが「おしゃべり立ち歩き自由」は「チームで働く力(経産省)」「対話力」「協働的な学び」を実現するためです。学習理論の「社会構成主義」を実現するということでもあります。この時の教師の重要な役割は「学習内容(=コンテンツ)を教えない」ことです。
 しかし、放任とは区別します。私は各グループを回り「質問したり教えたりできていますか?」「チームで協力できていますか?」と、対話を促進するために「質問で介入」していました。コンテンツではなく「プロセス調整をする人」ということもできます。反転授業の教師像(壇上の賢人→隣の支援者)と同じ発想です。

〈採点方法の意味と効果〉
 確認テストは「練習問題のダイジェスト問題」を2題です。隣近所で終了したら相互採点します。ここに大きな仕掛けを入れました。「あっていれば丸」は当然ですが、間違いは丁寧に修正して丸、「大きな百点」と「花丸をつけて返却」というルールでした。これはとても大事な仕掛けでした。心理的安全性を確保し、「自己開示」に慣れ、他人の答案に「×をつける」失礼を避けるためでした。これらの仕組みが、前回末尾で述べたように「1個間違えたけど満点!」とにこにこしながら提出してくれる生徒を出現させるのです。

※ご感想・ご質問は以下からどうぞ。匿名可です。
   質問にはブログ上で回答します。
 2つ目の質問もいただきました。感謝感謝です。
ブログ「授業研究AL&AL」アンケート

「教師スキル研究会」新入会会員募集中です。
授業改善アドバイザー小林昭文【公式HP】
「担任学入門講座」シリーズ再生リスト
著者が語る担任学入門講義動画 - YouTube

☆★★☆NEWゼミのインスタはこちら。
https://www.instagram.com/teachers_skills_seminar/

★小林昭文(無料)メルマガ登録はこちら↓
https://home.tsuku2.jp/merumaga_register_nologin.php?scd=&mlscd=0000101434

★HPはこちら https://tsuku2.jp/akifumi_kobayashi