明日は我が身?

【日常の記録】私の体調は良いのですが、用があって大きな病院の広い待合室にしばらくいました。そういう時の私は「楽しい小説の時間」です。読みかけの宮部みゆきを読んでいたら、隣に車いすの方が来ました。介護の方に椅子を譲るために少し移動。その時に車いすの女性の顔や様子も目に入ります。

 穏やかで上品な感じの女性でしたが、やせ細って肌の張りはなく、かなりご高齢に見えました。15分~20分くらいその状態が続いたのでお2人の会話が良く聞こえてきます。付き添いの方がとても上手に会話をしているので介護の専門職なのだろうと推測しました。車いすの女性の話はしばしば脈絡なく飛びます。認知に障害がありそうでした。「おばあちゃんおいくつでしたっけ?」「75よ」‥このやりとりが2回ありました。意図的に介護の方が確認しているような気もしました。2度とも「75歳」と答えていたので実年齢なのでしょう。

 そのことに気が付いて私がドキリ。もうすぐ70歳になる私ですから、あと5年後はこうなる可能性があるということか‥。そう考えるとショックでした。まあ、たまに会う知り合いは86歳で元気ですし、84歳で元気に農業の仕事をしている方も近所にいますから、「色々な人がいる」とは理解しているつもりですが‥。自分はどうなるのだろうか?とヒヤリとしました。