オンラインで会議と研修会講師

【授業研究】出張疲れが残る中で、ある学校の研修会打合せを兼ねた授業改善の相談対応と、別の高校向けの「親子で学ぶキャリア発達理論」の研修会講師を務めました。いずれも楽しい学びになりました。

 相談内容は「習熟度別指導」をしているが、「生徒たちが積極的ではない。どうすればよいか?」というもの。これに対する私のアドバイスの要点は以下。
①習熟度別クラス編成は生徒の安全安心の場を脅かす。
②このシステムによる成果はほとんど聞かない。
③対策(a)「トップを見捨てない」
④対策(b)「下位層を見捨てない」
⑤思考力等を鍛えるグープワークと、
 単語等を覚えるペアワークによるトレーニングの方法も意義付けも区別すべき。
⑥ペアのトレーニングはグープワークの基礎作りになる。
 様々な相談に対する私の対応方法がパターン化できそうだと感じました。指導者育成のヒントになります。

 「親子で学ぶキャリア発達理論」は色々な意味で画期的。「転職を積極的に勧める」「起業や副業を勧める」「親子は共に職業人として付き合う期間が長い」「大学は進級システムを基に選ぶ方法もある」「ジョブ・シャドウイングを勧める」‥私が高校教諭の時期にはなかなか言いにくかったことが、言える時代になってきたと感じます。

 さて土日は溜まった宿題とメールの返事に精を出します。