良い本に出会いました

【授業研究】今年の大学の授業を終えて沖縄へ移動しました。2校での研修会講師を予定しています。羽田にコートとマフラーを預けて(ついでにクリーニングも依頼して‥)、軽装で飛行機に乗り込みます。夜に着いても上着がなくてもよいというのはうれしいことです。

 行きの飛行機の中では買っただけで読み始めることもできなかった本を読み始めました。その本は「対話型組織開発(中村和彦訳・英治出版)」。「ティール組織」も気になりますが、私が学んできたこととのつながりは「対話型‥」なのでこちらを先に読むことにしました。冒頭のエドガー・H・シャインの序文を読んだだけでワクワク、ドキドキです。コンセンサスゲームやTグループをシャインがどんな風に体験してきたか、どう意味づけていたかを初めて知りました。

 「対話型OD(組織開発)」と「診断型OD」という分類の仕方にも、これまでのモヤモヤが晴れる気がします。年末年始に書きあげる「入門3」に集中する前に読み上げておきたいものです。よい本に出会ったようです。

※ご注意。時々「小林さんのコメントを読んでアマゾンでクリックしたら分厚くて難解な本が届いた」と言われます。この本はその危険性が特に大きいです。訳者も冒頭で「入門書ではない」と書いています。グループダイナミクス、非構成的エンカウンター・グループ、Tグループ、コンセンサスゲームなどの「体験」があり、キャリア発達理論をある程度知っていて、組織論や組織開発、「学習する組織理論」「ダイアローグ(ボーム)」などを読んでいないとついていけない可能性が大きいです。お気を付けください。

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  →http://al-and-al.co.jp