聴力は改善できる?!

【日常の記録】私の左耳は特定周波数域の聴力が低い状態です。わかったのは高校生の時。健康診断で「少し弱いかも、気になるなら耳鼻科で見てもらったら」と言われて、精密な検査をしてもらってわかりました。しかし、「音楽家になるなら直した方がいいかも」と医師に言われて、「ご心配なく。絶対にそんなことはないですから(笑)」と終わらせてしまいました。

 55~6歳の頃に突発性難聴と診断された時の検査では、いささかその聴力低下がひどくなった気がしました。でも、日常生活には困らないのでそのままにしました。そもそも医師は「聴力は回復しない」と言っていました。

 ところが最近、PCで動画を見ている時に右耳からしか聞こえていない気がして、ヘッドホンを片耳ずつにしてみると、左耳は全く聞こえなくなっていました。さすがに「どきっ」とします。しかし、同年代の知り合いの中には「片耳は全然聞こえない」「補聴器でないとダメだ」という人も何人かいます。まあ、そんな年なんだなと思っていました。

 そんなときに「1分間で聞こえが良くなる動画」を見つけました。それを5分くらい聴いてみてから、別の動画で片耳ずつ聞こえを確認してみると、左耳でも聞こえます。これにはびっくり。聴力はこんなに簡単に変わるのか!?という驚きです。そこでその動画に出ていた人が書いた本を購入しました。トレーニング用の音源付きです。それによると、「インプット(入力・刺激)」「スループット(定着・熟成・反芻)」「アウトプット(出力・行動)」をすることで「聴力回復」だけではなく、「脳の体操」になり、「感性を高める」こともできる、とのこと。これは楽しみです。

 老化と衰退は新しい実験やトレーニングにチャレンジすることになり、これまでの常識が変わる体験もできます。楽しみが増える気がします。