【授業研究】学校関係の知り合いから、「耳の違和感、頭痛、イライラ」があるので、「心療内科を受診した方が良いですか?」と相談を受けました。私は次のように答えました。お役に立つかもしれない情報です。
・心療内科でも良いと思います。
・ただ、心療内科は混んでいて予約がかなり先になるかもしれない。
・「耳」と「頭痛」があるなら耳鼻科もおススメ。
・症状から推察すると「突発性難聴」か「メニエール病」と
診断される可能性大。
・以前はこの2つは全く別分類だったが、最近は違う。
・最近はどちらの病気も「神経症」に分類されることが多い。
・その結果、治療薬としては抗うつ剤を処方されることが多い。
・ということは診療内科で「うつ病」等と診断された場合と同じ投薬治療。
・大きな違いは心療内科はどこも混んでいるが、
「総合病院の耳鼻科」は空いていること。
これは私が数年前に経験したことです。急に始まった耳鳴りにうんざりして地元の耳鼻科に行ったら「突発性難聴かな。直らないんですよ」。脳外科で検査してもらっても治療方針立たず。医師が「私も耳鳴りだけど直らない」と発言。あきれてしまいます。次に地元最大の総合病院へ。受付で相談すると耳鼻科を勧められてそのまま受信。他の科は診察室の前に長蛇の列。それに比べると耳鼻科は待っている人はゼロ。受付に書類を出すとそのまま中に入れてもらって検査開始。10分ほど待って出てきた検査結果を見ながら医師との面接。
ここで「突発性難聴かメニエール病」と言われてびっくり。「その2つを一緒にするの?」「はい、今はどちらも神経症に分類します」。「で、治療法は?」「抗うつ剤という方法もあります」「何を出すの?」。出てきた抗うつ剤は有名な薬。相談室に通ってくる生徒たちも服用していた薬。その効き目の早さは複数の生徒たちから聞いていたので、常々体験してみたいと思っていた私は即座に「それを飲みたい!」。
数日分処方してもらってその効果にびっくり。「うつ的な精神状態」という自覚はなかったものの仕事が詰まっていたことは事実。「休めない」と感じていたことも事実。それなのに薬を飲んだら「休んでもいいか。2~3日遅れても何とかなりそう」と考えが変化。耳鳴りも軽減。薬が切れて病院に行き経過を報告して、「あの薬はいいね。もっと出して」とねだると、「実験に使わないでください」とたしなめられて断念。医師と一緒に大笑い。
このアドバイスをした知人も実行。心療内科は何日も先まで予約が埋まっていたのに、耳鼻科は即日受診でき診断書も出た。翌日から療養のための休暇に入ったとのこと。「耳鳴り、頭痛、目まい」の症状も伴う方はお試しください。