【授業研究】昨年(2021年)4月から始まったGCS(グループ・コンサルティング・サービス)は私の「基本スキル・基本パターン」を土台に組織的授業改善を進めていこうという試みです。5つの学校の各数名ずつの先生たちが1年間、自分自身の授業改善と組織的な授業改善に取り組んでくれました。
私の想像以上に成果をあげ、自信をもってもらえたようです。全てオンラインで行われたこのシステムでは、私はどの学校にも出かけたことがなく、どの先生ともリアルでお会いしたことがありません。その意味でもユニークで新しい可能性を拓いた研修会でした。
何よりうれしいのは、まだ理論化の端緒についた段階の私の理論を「株式会社FCEエデュケーション」社が「使える」と判断してくれたことです。その皆さんの営業活動のお陰で多くの学校が参加してくれました。そして参加してくれた皆さんも「最初は当たり前のこと」と感じていたものの、「やってみたら大きな効果」を感じてもらいました。「わかりやすいので同僚に伝えやすい」というのもうれしいことでした。皆さんが「自分の授業の腕が上がった」と実感していただき、「これからもトレーニングをし続ける」と言ってくれたことも有り難いことでした。
来年度はさらに校数が増えます。しかし、理論的な講義は動画として着々蓄積しています。皆さんには「個別最適化の学び」をしていただきながら、質問に対応したり、オンラインで授業を見せてもらいアドバイスしていきます。この活動の来年度は更に理論的な展開を広げていきます。並行して、組織的授業改善の分析方法等も開発していきます。そろそろ、本にまとめなくてはなりません。楽しい仕事が増えていきます。
