各学校ごとに戦略が異なる

【授業研究】少し前から始まった大プロジェクト=GCS(グループ・コンサルティング・サービス)が具体的に動きだしました。まずは各学校のコアチームの皆さんと顔合わせを兼ねて、「何が問題ですか?」「何をやりましょうか?」と質問していきます。すると実に多様な課題が出てきます。それらに対して、私ができることを基に「こんなことや、あんなことはできますよ」と提案します。

 色々な学校のと話をしていると皆さんが抱えている課題は実に多様であることがわかります。分類すれば、組織的授業改善、生徒指導、学年・クラス経営、学校の経営戦略、働き方改革等々の様々な課題があります。それらについて話をしていくと、当然、戦略が各学校ごとに異なります。

 私の得意分野につなげると、授業改善、組織的な授業改善、生徒指導、教育相談(カウンセリング)、リーダーシップ論、哲学(認識論・弁証法)、武道(技術論・指導論)などの経験やスキルを活かすことができます。これは当初予想とだいぶ異なる展開なのですが、「私がやりたいことをそのまま提供する」のではなく、「相手(皆さん)が求めていることを実現できるようにサポートする」ことになっていくのは、私にとってはもっとも満足できることです。

 考えてみれば、教育相談(カウンセリング)をメインにしているときはこうでした。相談に来る生徒・教師・保護者などが抱えている問題はみんな異なります。話を聞いてみないとわからないし、話を聞いてみてから戦略を立てていきます。それと同じようなことをやり始めたのだと実感しています。

 1日の間に3~4つの学校の皆さんとオンラインで会議をすることもあります。次々にアタマを切り替えていきます。色々なことを考えなくてはならないのは大変でもあるのですが、実に楽しいことでもあります。 

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