連載への反応

【授業研究】この何か月かの間に連載の関するうれしい体験がありました。それは何年もメール等のやり取りをしていない方との、久しぶりのメッセージやメールをいただくときに起きていたうれしいことです。それは「連載読んでいます」「役に立ちます」「現場での指針にしています」等々の言葉です。

 そもそも単行本を出すのも雑誌に連載を書くのも、「孤独な作業」です。何時間も何日間も1人で作業して仕上げます。編集の人からのアドバイスはあるものの、内容をどうするかは最後は著者が考えることです。更に、読者からの反応はあまりありません。

 でも単行本の反応は今でもしばしば聞きます。オンライン講座で出会った方から「小林さんの本読みました」という方、「こんな持っています」と見せてくれる方‥突然訪れるこういう瞬間は本当にうれしいものです。でも、月刊誌の連載の反応はあまりないなあと1年くらい感じていました。

 しかし、2年目に入ると冒頭に述べたように時々連載を読んでいるとのメッセージをいただくことになりました。つい最近も数年ぶりにメール交換した方は、いつの間にか管理職になっていましたが、「連載読んでいます。校内の授業改善の指針にしています」との返信。

 こういう皆さんのおかげで連載が続いています。先日2年目の最終稿は脱稿しました。締切があと10日後に近づいてきた次の原稿は「連載3年目の初回原稿」になります。これまでに月2回の新聞と月刊誌に連載しましたが、いずれも2年で終了。初めての連載3年目に突入しますが、読者がいることがわかることは大きな力になります。ありがたいことです。