慣れ2つ

【授業研究】恩師の理論によれば技を磨きあげる過程には「技を創る段階」と「技を使う段階」があります。この「技を創る段階」の練習を始めると、その初期に「その練習そのものに体が慣れる段階」が訪れます。ここが最初の変化と言うこともできます。最近、私は2つのことでその「慣れ」を感じています。

 1つは「Zoomへの慣れ」です。4月にZoomで話をすることが増えたところ、奇妙な疲れに悩まされました。1時間ほど画面に向かうと「アタマがヘトヘト」になりました。立っているのも辛くて横になることもしばしばでした。これは「脳にとてつもなく悪いのではないか」と本気で心配しました。

 しかし、最近はそれが全くなくなっています。数時間連続で使っていてもあのころのような気持ちの悪い疲れは感じません。これはうれしいことです。オンライン講座等に不安がなくなりました。

 2つは文章を書くことに対する慣れです。直近に上梓した「アクティブラーニング入門3」は2019年9月に発売されましたが、原稿は2月には書き終えていました。つまり今年の3月の時期には約1年間、きちんとした文章を書いていなかったことになります。これでは「書くスキル」は衰えます。

 ありがたいことにそのタイミングで「月刊高校教育(学事出版)」に連載依頼をいただきました。それから書き続けて1週間前に第9回(12月号)の原稿を提出しました。この週末になって、別の雑誌の原稿締め切りが近づいていることを思い出して、日曜日の朝から書き始めました。なんと夕方までにさほどストレスを感じることなく、4ページ分の原稿を書き終えてしまいました。身体とアタマが「原稿を書くのに慣れてきた」ということのようです。

 これはうれしいことです。11月からはスケジュールも少し余裕が出てくるので、本格的に書き始めます。「慣れている」状態からスタートできるのうれしいことです。 

※秋から始まるオンライン連続講座の案内は以下です。
◎「みんなのオンライン職員室」はこちら→ https://minnano.online/
◎「Find!アクティブラーナー社」はこちら→https://find-activelearning.com/
◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は
  こちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4382057744/

f:id:a2011:20200204054022p:plain

◎お問い合わせ、研修会講師等のご依頼はこちらへとうぞ。
  →akikb2★hotmail.com ★をアットマークに替えてください。