スランプ脱出?

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【授業研究】昨日(2/10)の記事の続きです。組織的授業改善の「分析・診断方法(数値化)」の糸口が見えてきたので、データ処理が好調です。グーグルフォームの設定を間違えたので、データをダウンロードして、エクセルでグラフを作る作業をしています。以前なら、分厚い本をひっくり返して調べていたようなことが、ネットで検索をかけていけば次々にわかるので本当に楽です。

 いずれこの作業は詳しい人にマクロで簡単に操作できるようにしてもらうつもりですし、t検定やクロス集計も組み込んでいくつもりです。その結果、これまでその方法も評価も曖昧だった「組織的授業改善の進め方」が大きく進むことになると考えています。その提案のためにには、私が何をしたいのかを理解してもらえるような説明が不可欠です。その準備に、この面倒な作業が必要だと感じています。2日かかって、ようやく「文字化けを修正」し、「円グラフの形」を決め、「テンプレートで繰り返しができることがわかり、同じ作業を数十回繰り返して終わりました。あとはいくつかの棒グラフ作成ですが、これはもう少しで終了です。これらをまとめて専門家への依頼ができそうです。

 こういう地道な作業は子どもの頃は実に苦手でした。両親や先生には「飽っぽいね」と言われ続けてきた気がします。しかし、数学や物理などの興味がわいた分野では何時間も計算したり、図や表を使って分析することが楽しくなりました。転校のためにスケートとスキーを独習した時も1人で何時間も繰り返して練習することができるようになりました。大学ではまだPCがなかったので実験分析は電卓で数人がかりで2~3日徹夜することは当たり前でした。空手の練習は更にそれに輪をかけて繰り返して繰り返す練習をしていました。

 この数年間はその気力がなくなっていた気がします。多忙で疲れていたこと、あまりやりたくないことをやらなくてはならなかったこと、授業研究の方向性を見失っていたこと、理解してくれる仲間がいなくなっていたと感じていたこと‥などが複合的に作用していた気がします。それが60代の後半だったということになります。

 今、70歳を目前にして方向性が見え、理解してくれる人・支えてくれる人・一緒に取り組める人などが増えてきたと感じていることが、私を元気にしてくれています。定年退職してからやがて10年。以前の元気が回復し集中力も向上してきました。何年もうつ病で苦しんだ人が、それから抜け出すときのことを、「何年も続いていた夜に突然夜明けが来たような気持ち」と表現していたことを思い出します。それに似たような気持ちを味わいつつあります。