あと10年間の挑戦開始!

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【授業研究】明けましておめでとうございます。昨年の振り返りと今年のチャレンジを述べます。多くの皆さんと一緒にやりたいこともあります。どうぞ声を掛けてください。

 2020年3月に大学を退職すると同時にコロナ禍。対面研修会講師の仕事はゼロになり、青ざめました。世の中は急速にオンラインへ。私もその利便性は感じていたので積極的に挑戦しました。この2年間で私の仕事の半分以上はオンラインに転換。色々なツールを使いこなし、オンラインでの学びの質向上のスキルも身に付けました。

 並行して授業改善に関する「理論的な研究」が深まり、それに沿った「実証研究」もだいぶ進みました。その土台に空手家として学んだ「技術論・上達論」を接合できたこともうれしいことでした。

 何より、努力しても成長を実感できない多くの先生たちに、「きちんと練習すれば、誰でも授業が上手くなる」方法を示すことができてきました。志高く教員になったものの、どうすれば授業が上手くなるかに悩み続けている人たちの力になれると感じています。この方法を今年は色々な形で広げます。

 有り難いことに、69歳の現在も若いころと同じように好奇心のカタマリです。40歳前後に、空手家として新しい理論を開発しました。それに基づく練習方法を編み出して、一見運動神経の鈍そうな大学生をトップクラスまで強くしました。女子部員を男子と対等に闘えるレベルにまで伸ばすことができました。あの当時と同じ意欲の高まりを感じています。

 あのときも「誰も気が付かなかった理論的空白」を見つけたことがカギになりました。今回も授業改善のうねりの中で、たぶん誰も気が付いていない「理論的空白、方法論的空白」に気が付いたことが原動力です。多くの人たちの役に立つはず。「教職を再び魅力ある職業に」転換できるはず。この理論と方法が広まり、多くの人たちが新しい授業者スキルを身に付け、新しい教師スキルを身に付けていくようになるには、あと10年間くらいはかかるでしょう。その大チャレンジを今年から始めます。お楽しみに。