新講座の計画書

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【授業研究】昨年秋から「みんなのオンライン職員室(*1)」のバックアップを得て連続講座を担当しています。10月から1月までの第1期、2月から7月までの第2期が終わりました。ありがたいことに第3期も開かせてもらえるので、9月~1月?までの第3期の計画書の作成を始めました。

 第1期は何となくテーマが定まらない講座になってしまったと感じています。第2期は「現場の生の問題を解決したい」と考えて、1人ずつの現場での問題を出してもらい、みんなで考えることにしました。これこれでなかなか面白いチャレンジでした。私のカウンセリングの力も役に立ちました。

 さて、第3期。「教科授業の腕(スキル)を上げる」をテーマにすることにしました。あまり迷うことはありませんでした。私の長年の信念です。「荒れる学校」で生徒指導に走り回っていた時も、「キャリア教育」で成果をあげた時も、「アクティブラーニング」で注目された時も、「教科授業の改善」=「教師の仕事」ととらえていました。物理授業を「居眠りがなく、生徒が喜んで、成績が上がる授業」にするために工夫し続けていました。

 その授業の質的向上のために、心理学やカウンセリング、組織論やリーダーシップ理論、多彩なビジネス理論が役立ちました。そして授業の質を上げることを通して自分自身の成長も実現できたと感じています。

 多くの先生たちは色々なことをやっている気がします。教科授業、クラス経営、部活動指導、生徒指導、進路指導、保護者対応、不登校やいじめ問題への対応‥これらをそれぞれ別のこととしてとらえて、別々の理論やスキル(多くの場合は誰かの経験主義的な勘・コツ・根性論)をかじっては使うように見えます。そのために負担増加を感じ、くたびれます。

 私は教科授業の腕を上げれば生徒指導・担任指導・部活動指導はうまく行くと感じていました。実際その通りでした。両立しないと言われていた教育相談(カウンセリング)と生徒指導・担任指導も、教科指導を軸に学べばあっさりと両立しました。

 その「教科指導の腕」=「授業者スキル」はだいぶ明確になってきました。「基本スキルと基本パターン」は実証できたと感じています。更にリモートで授業を見て分析することもできるようになり、これに併用する新しいツールも使えるようになりました。これらを基に「新しいチャレンジ」をしようということです。

 テーマは「半年で参加者の(教科)授業の腕を上げる」にしようと考え中。もう少しまとまったら、このブログでご案内します。お楽しみに。

◎「みんなのオンライン職員室」はこちら→ https://minnano.online/
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