質疑応答だけで終了!

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【授業研究】一昨日(12/24)連絡ミスで受講する人以外も見てくれた大学授業向けの事前視聴用動画の視聴回数は24時間で1000回を超えてしまいました。しかし、受講する学生さんたちが何人視聴したのかは全く分からなくなってしまいました。

 集中講義を担当する教授は「質疑応答だけで進める?うーん‥無理じゃないかなあ‥そんなに積極的な学生じゃないと思いますよ」と不安がります。「まあ、そうなったら、教授と私の対談にしましょう。教授から質問してもらったり、動画の補足を私がしたりすれば、時間は稼げるでしょう」ということになりました。

 実はそれに拍車をかける設備上の問題もありました。元々、学生全員がそれぞれのPCからZoomにアクセスしてくれるものと私は想定していたのですが、それは出来ませんでした。Zoomに接続するのは教授と私だけ。その画面を学生さんたちには大画面と各自の目の前のモニターで見てもらいます。音声は教授のPCからやりとりするだけです。従って、学生さんたちが発言するためにはワイヤレスマイクを回してもらうことになります。ついでに言えば私から学生さんたちの顔は見えません。この環境の悪さにはビックリ。大学はそんなものかもしれません。

 その上、直前の接続試験では問題がなかったのに学生が入室してみると私の音声が小さくて「学生に聞こえません」とのこと。結局、私はマイクを手に持ち口元まで近づけて大声で話すことになってしまいました。これで質疑応答がうまく行くとはだんだん思えなくなってしまいました。でも、とにかくスタート。10分くらい動画を見た感想を共有してもらい、質問の開始。教授が学生たちのところにワイヤレスマイクを持って質問を促しているようですが、なかなか質問が出ません。「これは質問ゼロかな?」と思い始めたところで1つの質問が出ました。回答すると、すぐに次の質問が。

 教授が学生のところにいるのが気になったので「マイクは学生さんたちに自主的に回してもらいましょう」と提案。その後は、次々に質問が続きだしました。予定では途中でもう一度グループワークをやるつもりだったのですが、質問が多そうなので、そのまま続行。結局、十数人の質問に答えて終了。ほっとしました。

 学生さんからの質問の中には動画で紹介した箇所からだけではなく、付録として付けたスライドのほぼ最後のページからの質問もありました。きちんとパワポのスライド約25ページの資料を最後まで読んでくれたということです。この意欲にも驚きました。未来の先生たちの可能性が明るいものに見えてきました。この人たちのためにも、今の実践をまとめなくてはという気になりました。