新しいことへの挑戦、大変で楽しい

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【授業研究】色々な新しいことに挑戦しています。ざっと以下です。
1 「新しいオンラインツール」使用スキルの開発
2 「書く力育成の新しい方法」の開発
3 IB(国際バカロレア)の理念導入と教師スキルの接合

 1は正確に言うと2つの内容。「新しいオンラインツール」を使いつつも、「授業者を傷つけない振り返り会」をブラッシュアップしてさらに効果がある方法を開発しようとしています。並行してツールの現在の仕組みでは作業がかなり複雑になってしまうので簡便な仕組みになるようにリクエストも出します。いずれシステムは変更されます。
 しかし、これはなかなか大変なのです。ツールの操作方法は開発会社の人とやり取りします。なかなかうまく反応しないこともしばしば。こちらが操作方法を間違えることもあるし、右往左往することもあります。しかし、こういう取り組みを基にツールのプログラムを変えていくことは改良に関わっている楽しさがあります。

 2はいずれは「生徒向けに先生が使えるようにする方法」を開発しようとしています。児童・生徒の「読解力・表現力(特に論理的な文章力)」を「先生の負担を低下しつつ実現する方法」の開発です。
 土台は「コルブの学習サイクル」「ほめると質問」などの理論とスキルです。ただこれらを先生たちが簡単に使えるようにすることです。何より、先生たちの「読解力・文章力」を向上させつつ、教室で簡単に使える方法を開発しています。とはいえ、スタッフの皆さんとの話し合いでは、「みんなが付いてこれないかも」「時間がかかりすぎるかも」との意見も続出。それらのありがたい意見を基に改良を積み重ねています。
 大変ですが、この方法が確立すれば、色々な研修会で使えそうです。この楽しみも大きいものがあります。

 3は個人的な興味も大きいものがあります。アメリカとフランスでは「小論文の書き方」が異なること。その背景には文化と国の国家観と教育観の違いがあります。この根本問題をきちんと受け止めないと、現場が混乱し、生徒・保護者の理解も得にくいものになります。私個人としては、文科省の方針とIB理念の研究は実に奥深いものがあります。きちんと学べば先生たちも学校も大きく飛躍すると期待しています。

 新しいことを学び開発するのは楽しいことです。同時に疲れます。時々、解決できないのではないかと感じる壁が出てきます。数日格闘しているうちに乗り越えるヒントが見えてきます。かなり大変なのです。強いストレスを感じる瞬間もあります。でも楽しい毎日です。

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