新ツールと格闘&好評

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【授業研究】今週末から始まるオンライン連続講座第3期では開発に協力しているオンラインツールを本格的に使おうとしています。今年の冒頭には少し使ったのですが、この時は運営は詳しい人に任せていたので私はツールの使い方をそれほど理解しているわけではありません。

 今回は「初めて使う機能」も含めて私が管理者としてもこのツールを使いつつ、研修会講師としての講義・質疑応答などを行います。第1回の1週間前に事前視聴用の講義動画をこのツールを通してアップし、講義動画を見ながら動画に「わかった」「なるほど」「質問」などの印をつけてもらう仕組みです。

 とはいえ私も初めてのことが多いうえに、使う側も初めての人たちがほとんどです。色々なところでトラブルが生じます。申込をした人たちとはメッセンジャーやSlackを使いながらやり取りをします。私もテキストで説明したり、使用画面を動画にしたにわか作りのチュートリアルで説明したりしていきます。早いうちに使えるようになった人たちは「これは面白い」とSNSに書き込んでくれます。中には「YouTubeの進化系という感じ」と大喜びしてくれる人も出てきました。

 SNS上でのそれらのやりとりに刺激されたのか、昨夜の締切直前になって数人の方が申し込みをしてくれました。これからのオンライン講座はタイムリーなテーマか有名講師だけではなく、その「仕組み」「学びの方法」などが評価されるようになりそうです。とりわけ「使われるツール」は注目されそうな気がします。つまり、講座を受けながら色々なツールを使い、使えるようになることが、受講者にとっては自らがオンライン授業等の授業者・講師になるときのヒントになるという仕組みです。

 コロナとの闘いのための「一時的なオンライン講座・授業」という位置付けは、「日常的な新しい講座・授業」の転換になりそうです。これらは児童生徒学生だけの問題ではなく、学ぶ先生たちにとっても「学び方」「学ぶ目的」の変化を促進することになりそうです。これにより、授業者・講師側も大きな変化が要求されます。その要求は徐々に「学びの本質」に向かっている気がします。そのことについては改めて論じます。

 今の私は昨年5月ごろから始めたオンライン授業・講座はとても大きな「学びの本質追究の旅」になりました。その結果、色々なツールのうち「学びの質向上」につながるものを選別してきたことにもなります。その中で今回チャレンジする「新しいツール」は期待大です。いずれ「開発研究チーム」をつくるつもりです。これからの展開を考えるうえで、若い先生たちの反応が良いことにとても気をよくしています。楽しみです。

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