【授業研究】ある研修会の講師を務めた時に参加していた方から「質問があります」とリクエストがあり、オンラインでお話ししました。テーマは「良い『問い』をつくるにはどうすればよいか?」ということから始まりました。話はあちこちに行きながら約1時間。楽しい時間になりました。
この『問い』についてはよく質問を受けます。このテーマについていずれ私も意見をきちんと書きたいと思っています。ここでは、そのためのメモとして気になっていることを記しておきます。
1 多くの人たちが『問い』を定義していない。
「質問」と「問い」は何が違うのか?
英語に翻訳するときにはどう区別されるのか?
私は物理学で鍛えられたので定義されない言葉を使うことが不思議です。
2 全てを解決する『問い』などない。
『問い』という1つの技(スキル)を身に付ければ授業の全てが解決する、
というような誤解があるような気がします。
あしたのジョーの「トリプルクロスカウンター」
ドラゴンボールの「かめはめ波」
鬼滅の刃の「水の呼吸拾壱ノ型「凪」」
のような技はみんな漫画の話です。
3 基本が大事。「奥義は基本にあり」という言葉もあります。
安全安心の場をつくる挨拶と笑顔。
コンパクトな説明。正確な時間管理。
目的・目標・タイムテーブル等の提示。
などの基本ができていなければ高度な技(スキル)は役に立ちません。
オンラインが日常化し、遠隔地の人とでも移動時間も交通費も使わず話し合える日常になったことは素晴らしいことです。ご遠慮なく質問をお寄せください。
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