新しい説明の仕方

【授業研究】授業者スキルを向上させるために「基本スキルと基本パターン」が役に立つことはわかっています。しかし、このことの重要性をあまり理解してもらえていないように感じます。来週の研修会用の動画作成のために、この週末は何か良い方法はないかと考え続けていました。

 根本は「目的意識をより目的意識的にとらえる」ということなのですが、この方向に説明すると哲学的・認識論的になってしまい、堅苦しくてついてこれない人が多くなりそうです。そこで「目的意識を目的意識的にとらえる」ということを「目的を考えている/いない、その行動が妥当性がある/ない」の4象限で見直し、「考えている・妥当性がある」の範囲を広げることだと説明することを思いつきました。こうすると「ジョハリの窓」の説明方法ともつながるので、わかりやすそうです。

 この新しい思い付きにとても気をよくしています。短時間の講義動画をつくることは更にわかりやすく説明することであり、説明をブラッシュアップすることで理解が膨らみました。また、この考え方の一部は大学で「ロジカルシンキング」を教えるために読んでいた本も土台になっています。月刊誌の連載にも書こうと思います。書くことでより緻密な理論化もできそうです。

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