組織開発の研究にワクワク

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【授業研究】某社が開発中の学校組織状態を分析するツールの開発を手伝っています。依頼された当初は「診断だけするテストなんて誰も買わないよ」と批判しました。そこで「それを基に組織の改善になるような提案ができるようにするなら賛成できるし、その部分なら手伝えるかも」と代案を出して了承してもらいました。

 昨日はある学校の分析ができたのでその詳細を聞きながら、「改善提案をどうてきるかを考えるヒントを得る」ために出かけました。若い分析専門家は実に見事な説明を用意してくれていました。たくさんの図表を送ってもらった時には、とても見る気になれませんでした。下手に見るより説明を聞くことにして出かけたのは正解でした。

 彼の説明は論理的にどんどん進みます。私も適宜質問をしていきます。それに彼はテキパキと回答してくれます。こういうやりとりができる会議は大好きです。濃密な2時間はあっという間に終わりました。

 新しい提案ができる気がします。単なる分析結果を伝えるのではなく、一般的な視点からの分析結果と並行して、その学校の特殊性を踏まえたフィードバックをつくることができそうです。当初は1校1校に対して個別のワークショップ・デザインが必要な気がしますが、積み重ねていけばパターン化できそうです。そうすればある程度自動化できる気がします。

 そうなれば「単なる分析ツール」ではなく、各学校にフィットした分析と改善提案ができそうです。これから約半年は基礎研究になります。更に1年くらいはかかるかもしれませんが、「授業改善」と「働き方改革」を両立する分析ツールとワークショップ開発ができそうです。ワクワクします。

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