アクションラーニングは奥深い

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【授業研究】去年のコロナ禍がきっかけで知り合い、お付き合いを続けているフランスの日本語教師の会の皆さんには色々なことを教えました。そのうちの1つがアクションラーニング・セッションです。仲間内で色々な問題を取り上げてセッションをやってみていたのだが、どうもうまくいかないこともあるので、改めて教えて欲しいとの依頼がありました。
 少し忙しかったのであまり準備もせずにZoomに参加。いきなり色々な質問や提案が飛び出しあわててしまいました。とりあえず疑問・質問を出してもらいながら解説することにしました。これでうまく行くとは断言できないので、次はどうしようかと考えています。

 そもそもALセッションは面白い性質があります。それは「決められたルール・手順通りにやれば誰がコーチをしてもある程度の質が保証される」のですが、その一方で「ALコーチとメンバーの腕によっていくらでも質の高いセッションに変化する」ということです。全員がコーチでやるようなセッションではこのことを楽しめます。

 逆に言えば、良いセッションか悪いセッションかをイチイチ評価して喜んだり落胆するのではなく、そのこと自体も丁寧に振り返りをすればよいのです。進め方についても全員で振り返ると学習は進みます。ALコーチの資格取得のためのセッションではシニアコーチが付いてこれを指導します。昨日の会にはこの方法をやるべきかなと思います。

 また、心待ちにしている新しいツールがあります。それが使えるようになったら、セッションの動画をメンバーで見直すことでが来ます。指導する私もそのセッションにリアルタイムで参加しなくもあとで細切れにアドバイスを書き込むこともできます。これにより時差の問題も解決します。この方法は国内でもとても役立つと思います。

 色々なことを考える機会になりました。

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