大胆な挑戦、好調。

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【授業研究】「みんなのオンライン職員室」で継続している「小林昭文授業改善ゼミ」は第2期に入りました。第1期と内容を一新して以下のように進めています。

1 目的は「現場の問題を解決しつつ、問題解決力を身に付ける」です。
2 そのために毎回、1人のメンバーの「生の問題」を出してもらいます。
3 それを講座では参加者に質問を通して解決支援をしてもらいます。
4 この方法はアクションラーニングまたは
  クリティカルフレンドを土台にしています。
5 問題解決と共にメンバーの質問スキルを磨きます。

 ただこれをオンラインの90分間で解決するのはなかなか困難です。そこで以下の方法を補助的に導入しました。
6 問題提示者と小林が事前にオンラインで面談する。
7 そこである程度の問題整理をしておく。
8 この動画を事前視聴用動画としてメンバーに配信する。
9 メンバーはこれを視聴して問題の概要に仮説を立て、
  質問を構想しておく。
10 当日は質問中心に問題を解決し、そのプロセスを振り返る。

 この計画中、私にとって最も困難でリスキーなのは
「問題提示者との事前面談」です。

 問題を解決するのは簡単です。これはこれまでカウンセリング等のスキルを使って多くの人たちの相談を受けて解決してきた実績と自信があります。この面接は「問題解決の途中まで」を行い、しかもなるべく短時間で行わなくてはなりません。

 カウンセリング風に言えば、問題提示者の問題に対して「事実の整理をして」、
「本当の問題のありか」に気が付く、ところまでをやります。
 アクションラーニングなら「再定義の少し前まで」或いは「ほぼ再定義まで」です。

 これをぶっつけ本番でやります。これまでの3回はおおむねうまくいきました。3回目は実は失敗したので、翌々日に再挑戦しました。しかし、没にした面談はサブゼミで取り上げるテーマになりました。

 振り返ると、コロナ禍になってから1年間。オンライン講座に挑戦したり、組織的な授業改善に新方式で挑戦し、授業研究をオンラインで実施するための新方式を開発したりと、チャレンジをし続けています。今年度も新しいチャレンジがいくつもあります。私はこういうことが大好きなのだと実感します。お付き合いしてくださる皆さんや、チャレンジのテーマや課題を持ってきていただける多くの皆さんに感謝申し上げます。

※昨年秋から継続しているオンライン連続講座の案内は以下です。
◎「みんなのオンライン職員室」はこちら→ https://minnano.online/
◎「Find!アクティブラーナー社」はこちら→https://find-activelearning.com/
◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は
  こちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4382057744/