盲学校の研修会(1)

【授業研究】昨日(2021/2/12)、都立文京盲学校の研修会講師を務めました。盲学校から呼んでいただくのは初めてです。うれしいと同時に私が考えていることが盲学校でも当てはまるのかどうかが不安でした。

 もう1つの不安は「質疑応答を中心とした研修会が成立するか」でした。最近の私はオンライン研修会の時だけでなく、対面練習会の時も事前視聴用動画を配信し、スプレッドシートに感想や質問を事前に書き込んでもらいます。それを基に当日は質疑応答だけで進行していきます。盲学校には全盲の先生もいます。担当の方は「質問は出ないと思う。今までの研修会ではとうだった」と心配します。

 そこで全盲の方には事前視聴用動画の説明とは別に音声だけでわかる説明をつくりました。これをテキスト化してワードで送りました。全盲の先生たちはワード文書を音声で読み上げるソフト入りのPCわ使っているからです。ついでに、このテキストを上手に読み上げる「テキストを音声に変化するソフト」を初めて使ってみました。なかなか良い声で上手に読み上げてくれたのは新しい発見でした。

 これらの準備の結果、当日を待つことなくスプレッドシートにはたくさんの質問が書き込まれました。担当の方の不安も解消しました。当日もその場で質問が続きました。予定時間を少しオーバーするほどでした。事後の振り返りコメントもスプレッドシートに書き込んでもらいます。直後に書きこんでくれた感想はいずれも好評でした。

 この仕事にはかなりの労力と時間をかけました。たまたま、色々な仕事と重なっていたので、閉じ籠っているのに忙しくて仕方がないと感じるほどの日々でした。しかし、その分大きな達成感も得ることができました。ほっとひと息です。内容で気が付いたこともたくさんあります。それらついては改めて書くことにします。[この項続く]

※昨年秋から継続しているオンライン連続講座の案内は以下です。
◎「みんなのオンライン職員室」はこちら→ https://minnano.online/
◎「Find!アクティブラーナー社」はこちら→https://find-activelearning.com/
◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は
  こちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4382057744/

f:id:a2011:20200204054022p:plain

◎お問い合わせ、研修会講師等のご依頼はこちらへとうぞ。
  →akikb2★hotmail.com ★をアットマークに替えてください。