昔の自慢話

【授業研究】先週、久々に夜の会食で盛り上がりました。その時に話題になったのが私が昔々「制服改定委員会」のチーフとして活躍したという話でした。あまり成績が良いとは言えなかった高校でした。まだ「長ラン」「短ラン」など呼ばれる変形学生服がはやっている時代でした。その一方でSI(School Identity)が叫ばれ、「紺ブレ(紺色のブレザー)・タータンチェック(のスカート)」がはやり始めた時期でした。

 当時の私は制服などには全く興味がありませんでした。しかし、色々な事情から校長と生徒指導部主任から「お前がやらないとまずだろ」と押し付けられ嫌々了承しました。そうなると私は考えます。学びます。専門家に特別レクチャーを御願いし、販売店やメーカーの話を聞き、工場にも見学に行きました。それらを踏まえて、以下のアイデアで製作しました。

・コンセプトは「フェアレディ―Z」のデザインコンセプトを拝借。
ジェームス三木の「翼をください」の劇中セリフをヒントに、
  校章のないシックなネクタイにすると決定。
・紺ブレに「グリーンのネクタイ」という非常識な配色に挑戦し、
  新色の糸作りから始めたネクタイを製作。
・「結婚式にも葬式にも着て行ける制服」にこだわったデザイン。
・少しでも安くするために型紙を変更しサイズ数を減少。
・当時発売されたばかりの特殊な生地を交渉して安く購入。
・メーカーがこっそり教えてくれた「異常に高い着用率」。
・「仕様書」は学校所有、流通ルートも学校指定で変形制服を完全に締め出し。

 なんて自慢話をしていると聞いていた人がネットで検索、「これですか?」。
見れば約30年前の当時と全く同じ制服です。「30年間続いているのは凄いかも」と驚きの声も。
 私も久しぶりに制服の画像を見ました。苦労して作ったエンブレムも変更なしのようです。「龍にしよう」と委員会で決めたものの探してみると「タツノオトシゴ」か「やくざの入れ墨」のようなデザインばかり。インターネットも普及していない時代に人海戦術で見つけた海外の貴族の紋章をヒントにして、デザイナーに無理難題を押し付けて何回も書き直してもらいました。久々にそんな想い出に浸りました。楽しいひと時でした。以下がその画像。ネクタイの色調が実際のものと違っているのが残念。

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