長い間の課題実現に近づく感覚

【授業研究】授業改善や生徒指導について考え続けてきました。カウンセリング心理学、「学習する組織」理論、「権限のないリーダーシップ」理論等々の理論も重視しつつ、何より現場を大事にしてきました。もう1つは、技術論と弁証法です。

 この数か月の間にこれまで私のアタマの中でなかなか結び付かなかった事柄が、少しずつつながってきました。これはコロナ禍で閉じ籠り生活が多くなったこと、雑誌連載があり「書いて考える時間」が増えたこと、単行本の執筆依頼をいただいているので項目を書いては書き直す機会が増えたこと、オンライン連続講座が始まるのに合わせて計画書を書き直し続けたこと、オンラインの雑談会などで色々な人と話し合う機会が増えたこと‥などのラッキーな偶然が積み重なっています。

 「生徒指導に理論がないこと」「生徒指導と教育相談が対立し続けていること」などは30年以上前に高校教諭になったときから気になり続けていたことです。更に「言語活動の重視」が学習指導要領で打ち出され、「主体的・対話的で深い学びの実現」が推進されると「担任指導・生徒指導スキルと新しい教科授業スキルが矛盾し始めていること」も気になり始めました。

 物理学を学んできたせいなのか「体系化されていないこと」が気持ち悪くて仕方がないのです。この気持ち悪さがこの数か月の間に少しずつスッキリし始めています。もうすぐ、遅くとも3月か4月に出版する本ではこのあたりのことを整理して述べることができると思います。それによって、教師の仕事を「楽しくて、意義があり、生徒とともに教師が成長する過程」と定義できると思います。ご期待ください。

※秋から始まるオンライン連続講座の案内は以下です。
◎「みんなのオンライン職員室」はこちら→ https://minnano.online/
◎「Find!アクティブラーナー社」はこちら→https://find-activelearning.com/
◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は
  こちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4382057744/

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