成果着々

【授業研究】津田学園に伺いました。3日間の初日は高校。2人のコアチームの方の授業を丁寧に見学し、その後振り返り。お2人とも色々なことに意図的に取り組んでいることがわかります。こういう授業を見ると私の頭も冴えます。

 欠点を指摘するというより、もっと良くするためのアイデアがいろいろ浮かびます。普段はコンテンツにはあまりアドバイスしないのですが、昨日はコンテンツ(教える内容)についてもかなりたくさんのアドバイスをしました。プロセス(生徒の学び方・授業者の進め方)が整ってくると、これらができることが明確になってきました。

 午後は多くの先生たちの授業を丁寧に見て回りました。感染リスクを恐れるあまり、ワークができないというプレッシャーからか、ワンウェイやプリント授業に戻る傾向がありました。これは仕方がないと思います。それでも、いくつかの改善目標については取組んでくれていました。

 特に大きいのは「始業チャイム前に教室に入る」です。偶々、始業2~3分前に職員室前を通るとほとんど先生たちはいません。この変化は短期間に大きく起きたとのことです。それは単に時間厳守ではなく、意義付けの変更を踏まえたものです。

 放課後の研修会ではその意義づけについて確認。まだ、私が期待していたレベルで説明できる先生は少数ですが、その必要性は理解してくれた気がします。更に、「チャイム前入室」によって生徒たちが「自主的に準備し始めた」「教科書やノートを開いて前時の復習を始める生徒も出てきた」という報告もありました。

 「笑顔の大切さ」も確認できました。授業改善が実践的にも理論的にも一歩前進できた気がします。今日と明日は中学(中高一貫)と小学校。これらの実践も楽しみです。

◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は
  こちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4382057744/

f:id:a2011:20190822064657p:plain

◎お問い合わせ、研修会講師等のご依頼はこちらへとうぞ。
  →akikb2★hotmail.com ★をアットマークに替えてください。