グループで本を読む学習会

【授業研究】主にフランスの日本語教師の皆さんとの色々な試みが続いています。「リンキンボムとクリティカルフレンド」を中心とした質問スキルトレーニングをやったり、アクションラーニング・セッションをやったりしています。昨夜はグルーフで本を読んでいく試みです。

 この方法は色々な方式があるようですが、ここではかなり柔らかく、行きあたりばったりのやり方をしています。決まったシステムを使って着々と進めるのも魅力的ですが、進め方自体もみんなで話し合いながら進めるのも楽しいものです。

 私にとっては「フランス在住の皆さん」との話が楽しくて仕方がありません。例えば私はアメリカ人もフランス人もすぐにハグやキスをするものだと思っていました。ところが「フランス人はアメリカ人のように誰とでもくっつかない」とのこと。

 国が規制した時の国民の反応も「フランス人は文句は言うけど決められたことはおおむね守る。アメリカみたいに暴動を起こしたりしない」という話が出てくると、それらを一緒くたに理解している自分の視野の狭さを感じさせられます。

 二人称の話も愉快です。英語ではyouしかありませんが、フランス語ではvous(敬称) とtu(親称)があるとのこと。先生が学生・生徒を"vous(敬称)"と呼んでいるのに、学生・生徒はファーストネームで(つまり親称) で呼んでくるので困るとか、そもそも"vous(敬称)"に対応する日本語が名前を知らない相手には使いにくいとか‥私にとっては、初耳ばかりの楽しい話題です。

 留学体験もないし、外国語も話せない私ですが、Zoomなら留学疑似体験もできるような気がします。まさに「どこでもドア」だと感じます。

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