軌道に乗ってきた月刊誌連載

【授業研究】今年度から「月刊高校教育(学事出版)」に「授業改善のリーダーシップ」というテーマで連載を始めました。連載を担当するのは久しぶりです。

 20年くらい前にすでに廃刊になっている「全国教育新聞(埼玉県版)」に教育相談について連載したのが初めてでした。毎回約1000字程度で月に2回の連載でした。気軽に引き受けたものの、このペースはとても大変でした。毎日、原稿のことを考えているような生活になってしまいました。

 しかし、編集の人からは「商業出版」における文章の書き方を丁寧に手ほどきしてもらいました。そのおかげで書く力はかなり向上しましたし、同時に実践を意識的に行うようになるという予想外の効果も得ることになりました。

 この連載を2年間。それが終了したところでタイミングよく月刊誌の連載を引き受けて2年間連載しました。この時期に初めての単著を上梓することもできました。書く力はこの時期にだいぶつけることができました。同時に連載のストレスも十分に味わいました。

 それなので大学の授業を持っていた時なら、今回の連載はお断りしていたただろうと思います。ちょうど大学を辞めるタイミングで依頼をいただいたことはとてもラッキーでした。テーマも実践しながら考え続けているテーマなのでとてもうれしいものでした。

 とはいえ、この連載はなかなか軌道に乗らないもどかしさがありました。私のアタマが整理できないことと、支援している学校現場の様子を連載の中にどう取り込んでいくかなどが曖昧なままだったからです。

 第1~3回(4~6月号)のあと、第4~6回(7~9月号)は特別テーマとして「オンライン授業」などを取り上げていたことが役に立ち、全体的な構想が明確になってきました。現在第7回(10月号)を執筆中ですが、ようやく「軌道に乗った」感じがします。

 この連載をまとてめ単行本にするつもりなのですが、その意識で書き進めています。連載は字数制限があるのでどうしても簡略な書き方になります。その部分を書きながら「単行本ではここはこういう風に膨らませよう」と意識しています。

 すでに一部は「単行本用原稿」ができています。ここまできてようやくストレスが「楽しさ」に変わってきます。そのせいか執筆中の第7回原稿は締切日(毎月18日)の数日前にほぼ完成してしまいました。提出日まで毎日読み返しては推敲をしています。

 このくらい余裕があると充分に推敲して満足した原稿を提出することができます。ようやく久々の連載を抱えた生活にも身体もアタマも慣れてきた気がします。うれしいことです。

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