次回の連載原稿

【授業研究】「月刊高校教育(学事出版)」に連載中の「授業改善のリーダーシップ」はすでに3年目に入り、次に発売される9月号が第30回になります。書き始めた時に意識していたのは「月刊誌」なので、過去の思い出話ではなく、できるだけ現在の、可能なら現在進行形の原稿を書こうということでした。それはおおむね実現しているつもりです。

 そんな中で、先日(7/27)のGCS全体会で発表した「授業改善の効果測定アンケートの分析」は「すごい!」と驚く内容がたくさん入っていました。これは連載の記事にしなくては、たぶん1回分では収まらないな、2回分のテーマにしよう‥などと一人で興奮していました。

  しかし、一夜明けてみると「これは独りよがりか?」と気になり始めました。そこで何人かの方に尋ねてみることにしました。最初は元・高校長のAさん、お願いメールを出すとすぐに詳しい返事があり「私も〈すごい〉と思う!」とのこと。これで大きな自信になりました。他にも問い合わせてみた人たちから「同感!」の返信。更には「話しがしたい」というBさんとは夜にZoomで話し合い。

 Bさんは「バイアスがかかっているのでは?」と率直な疑問をぶつけてくれました。その可能性もないとは言えないので、状況を話します。おおむね納得してくれました。「データ数が少ないのでは?」‥これもごもっとも。いずれ、大規模調査ができるようにしたいけど、現在は実験段階などと答えます。やがてBさんも「りょうかい。それならいいと思います」。この鋭い突込みは原稿の書き方の大きなヒントになりました。

 これで気持ちがはっきりしました。「書きます」。組織的授業改善に「新しい理論が役立つこと」「イベント型研修から日常的学習への転換へのヒントが見えてきたこと」「全てをオンラインで支援しても成果はあがること」「もっと活性化するためのアイデア」などを書きます。2回分合わせて約1万字の原稿です。夏休みに単行本を書く予定です。そのための良い準備運動にもなります。

 みなさん「月刊高校教育」の10月号,11月号「も」、お楽しみに。