【授業研究】知り合いの高校教諭B先生は私と同じタイプの授業を実践しています。そのB先生が教育実習生の指導に悩んでいるという投稿を見ました。これはそうかもしれない。他の先生たちも「新しい授業形式」で実習生をどう指導すればよいか困っていそうだと感じました。
同じ悩みに私は十年くらい前にぶつかりました。すでに新しい授業を展開して数年がたち、安定してきたときに「教育実習生」を受け入れることになったのです。学生はこの授業を始めた年の3年生。「小林先生の授業をできるようになりたい」と意気込んできました。しかし、時間は2週間。実質10日間です。この無理難題に応えるためにあれこれ考えました。
結果は大成功。最終日の研究授業は管理職や同僚が驚く内容になりました。当時はまだ「非常識」に近い授業だったいわゆるアクティブラーニング型授業を大学生がマスターしてしまったからです。それも小林と全く同じ進め方でです。
この話をB先生に伝えることにしました。きちんと伝えるために月刊誌に連載中の原稿の形式でまとめました。いずれ機会があれば雑誌に発表しようと思います。この体験から学んだことはAL型授業の方が実習生への指導は楽であり、短期間で効果が上がりやすいということです。
教育実習は実習生も担当教員もお互いに疲弊する話を頻繁に聴きます。それが変わる一助になればうれしいことです。そのうちに何らかの形で発表したいと思います。尚、このとき私が指導した実習生は現在は高校理科教員として物理を担当して活躍しています。これが教育実習の成果と言ってもよさそうです。
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