「速く話す方が効果的」に楽しい反応

【授業研究】大学授業でclicaを使い始めて数か月。後期も使い始めました。そこで最近、研修会講師としても試してみました。昨日書いた「速く話した方が理解しやすい」という話をしたところ、楽しい反応がありました。

 使ったのはある学校の公開研究会の講演の席上です。参加者はたぶん80名程度。ログインして発言した人の最大番号は73でしたから、ほぼ全員がログイン出来たのだろうと思います。発言総数は119件、1人平均1.6回発言したことになります。こういう大人数の時には特に効果的だと感じます。

 さて、「速く話す方が効果的」の話をすると以下のような発言が相次ぎました。

 

>   "そう思う!
>     そう思う!
> > そう思う!
> > > そう思う!
> > > > 早く話した方がいいなんて驚き!

最初の発言は「早く話した方がいいなんて驚き!」です。

これに「いいね」を付けるように

「そう思う!」でリツイートすると上記のように表示されます。

更に、以下の発言に驚きました。

 

> 支援の必要のある自閉傾向の子の保護者が、

> とにかく早口で説明してください、

> うちの子は早口でないと聞けません、

> と依頼してきたのを思い出しました。

> 早口はユニバーサルデザインかも。

 

齋藤孝氏の著作では「どんな年代にも」と出ていましたが、

支援の必要のある人にも「理解しやすい」のなら、

ユニバーサルデザインやインクルーシブ教育の視点からも

見直す必要がありそうです。

 皆さんの目の前の生徒たちはいかがですか?

勝手に速く話すのではなく、丁寧にどちらが理解しやすいかを、

リフレクションカードなどを通して生徒たちの反応を確認しながら、

チャレンジして欲しいものです。

◎新刊「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)は

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