逗子市立逗子中学校に伺いました

【授業研究】逗子市教育委員会のスーパーバイザーとして、逗子市立逗子中学校に伺いました。この中学校に研究テーマは「総合的な学習の時間」です。全教科の単元を並べたワークシートを用意して、教科ごと、学年ごとに集まって、各単元と「総合的な学習の時間」とのつながりを考えてつながりを付けていくというワークを研究チームが用意してくれていました。なかなか面白いワークです。

 私はあちこちのチームに近づいて、話し合いをそばで聞いていきました。エンジンがかかってくると、次々につながりの矢印が書き加えられていきます。これはこれで面白いワークでした。

 私の役割はこのあとに指導助言をすることです。これはなかなか大変な役割です。ここで話したことは2つ。1つは上記ワークは各教科の「内容(コンテント)」に重点を置いて繋げている傾向があるので、もう一つの視点としては「過程=学び方(プロセス)」から繋げることも必要であることを伝えました。

 2つ目は「何をやるか」だけではなく、生徒たちの「学び」に繋げるには「振り返り→気づき」の構造を授業の中に入れることが大事と話しました。

 これらのことを話しながら思い出していたのは、20年くらい前に私自身が導入されたばかりの「総合的な学習の時間(テーマはキャリア教育)」のプログラム開発担当になったときの事でした。当時は先行研究もなかったので、あちこち走り回り、資料を探し人脈を開拓しながら、泥縄式の勉強をしながら授業をつくったものでした。この時の学びが、そのあとに自らの物理授業を見直すきっかけになりました。中学校の先生たちにも、今回の研究テーマが各自の授業改善のヒントになることを期待したいものです。

 終了後は懇親会に参加。ワイワイと楽しく語り合いました。「時間のある時に授業を見に来てくださいよ」と言っていただいたことがとてもうれしいことでした。時間をやりくりして見学に行こうと思います。

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