【授業研究】世間は大連休突入ですが、大学は平成最後の1日=4/30(火)まで授業があるので、フツーの土日の感覚です。その上、新年度の授業でかつてない大人数の授業ができてしまったために、その対応の方法をつくる必要があるのに、追いついていません。
やむなく休日出勤もすることになりそうですが、今日はとりあえずひと休み。それで何か読む本はないかと、買っただけで読んでいないエドガー・H・シャインの本を研究室の本棚から持ち帰りました。少し前に読んだ「対話的組織論」で久々にシャインの文章を読み、改めて、この人はすごいなあと感じたからでもあります。
持ってきた本は「問いかける技術(シャイン/英治出版)」。まだ初めの部分を読み始めたばかりなのですが、すでに衝撃を受けています。彼は「謙虚に問いかける」ことが大事だと言っているからです。もう、これだけで、私のアタマはあれこれ連想し、ワクワクしています。
カウンセラーもコーチングのコーチも質問します。それがうまく行かないことがしばしばあります。クライアントが反感を持つこともあります。アクションラーニング(質問会議)も同様です。意見を戦わせるより質問が大事というものの、確かに質問だけをALコーチもメンバーもしているのに、問題提示者が落ち込んだりイライラしたりすることがあります。これって、言わば「上から目線の質問」なのだろうなと推測します。
私は授業改善の重要なスキルとして「質問で介入」を提案しています。それがうまく行かない場面も多々見てきました。相談も受けます。それは「県境に質問するスキルがない」か「謙虚にしたくない」気持ちに問題がありそうです。
もう一つ気になったのがシャインの年齢です。奥付を見ると1928年生。2019年現在で91歳と言うことになります。すごい! この体力・気力と学習意欲・向上心、すごいものです。
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