「質問会議」に再挑戦

【授業研究】「アクションラーニング」=「質問会議」への新しい挑戦を始めました。私がアクションラーニングのコーチ資格(ALコーチ)を取ったのは2006年。翌年から始めた新しい高校物理授業の重要な基盤になりました。その後、この「質問会議」を先生たちに広めようと何回もチャレンジしてきたのですが、なかなかうまく行きませんでした。あれから12年。ようやく本格的に研究と拡散ができそうです。その理由は3つ。

 第1は「日本アクションラーニング協会」が学校教育に少し興味を持ち始めてくれたこと。第2はそのおかげで私以外にもALコーチをできる人が出てきたこと。第3はオンラインでできるようになったこと。更に、TAGURUという新しいオンラインツールを用いることができるようになったので、これを用いて今まで以上の分析が可能になると感じていることです。

 昨日は定期的に始めることにした第1回のオンライン・ALセッション。なかなか難しそうな問題提示。しかし、建設的な行動計画が提出されて終了しました。振り返りでわかってきたことも、非常に興味深いことでした。全員の許可を得て動画記録も保存。昨夜のうちにタイムスタンプを入れるところまでの動画編集は終了。このあとは、ゆっくり考えてTAGURUのタグ付けを作成します。そのあとの分析は非同期で行えるので、それほどメンバーへの負担はないはず。

 教師のための、現場の問題を解決しつつ、授業に必要なスキルを鍛える、「質問会議」のトレーニング方法と分析方法の開拓がはじまりました。1年くらいで成果が出るはず。お楽しみに。