【授業研究】親しい知人が中学校での教育実習を終えたところで会ったので、その様子を聞かせてもらいました。大学では「新しい授業」について理論的・実践的に学んで教育実習に臨んだにも関わらず、「『アクティブラーニングなんて誰も知らないんじゃないかな?』と思った‥」と語ってくれました。
「グループワークをしようとしたら『授業中は黙って前を向くものだから駄目』と言われた」
「生徒たちは先生に指示を受けないと何もできない。しちゃいけないらしい」
「先生たちは校長先生と教頭先生の顔色を窺うばかり」
「やろうとしたことを指導担当の先生に否定された。その方法で授業をしていたら偶々教頭先生が見てアドバイスをくれた。その内容は私がやろうとしていたことだった。すると、指導担当の先生は『教頭先生の言うようにやって、やって』と青ざめた。なんなんだろう?」
「先生たちは、少しも主体的じゃない気がする」
等々、笑い話のオンパレード。しかし、笑ってはいられない状況の学校もたくさんあるということのようです。教師を目指す学生さんたちが、教育実習でどんな学びをしてくるのか、少々不安になってしまいました。