授業で未来の自分に役立つ力をつける

【授業研究】研修会に参加された方から、ブログにコメントがありました。
「ご講演くださり、ありがとうございました。短いスパンで転勤するため、その度に授業準備が振り出しに戻ることを恐れていましたし、前々からこの学校にいるベテランの先生方が羨ましくもありましたが‥」この悩みは良く聴きます。そのあとに続くコメントがうれしいものでした。
「小林先生のお話を聞いて、どの学校でも共通して使えるスキルを身に着けることが大切なのかなと感じました」
  これは大事なことです。私は次のように返信しまた。
「今、やっていることは、〈目の前の問題を解決する〉と同時に〈未来の自分に役立つスキルトレーニング=キャリア形成〉になるようにするべきです。
  こう発想すると転勤しても、以前の職場での体験が役立ちます。転職しても定年退職しても、それぞれの職場で体験し学んだことが着々と自分自身の実力蓄積になるように取り組みたいものです」
仕事の仕方にもコンテンツとプロセスの分け方が役に立つということです。コンテンツは転勤するごとに再構築することになるかもしれませんが、プロセスの力(コミュニケーション能力、ファシリテーション力、振り返りと気づく力等々)は着々と積み上がります。特に50代の方には定年退職後も役立つ力を毎日の授業(仕事)の中で鍛えて欲しいものです。