大学の授業開始、順調。

【授業研究】昨日から大学の授業が始まりました。後期のメインの授業=ロジカルシンキング実践第12回は、昨年最後の授業からのワークの続きです。冒頭に昨年の復習と今日の手順を説明し、「では、最初の模造紙の図解を作成する時間は30分です。始めてください」と言って、作業が始まりました。
 この日、福井県のY先生がこの授業を見学に来てくれていました。私の説明が終わり、学生がワークを始めると、Y先生が近づいてきて囁きます。
「すごいですね。最初の説明は4分しかありませんでした」
「模造紙に図解するのに、 30分で足りるんですか?」
 私はこれまでの経過から、学生たちの活動能力はかなり高まっているので、 40分では、やさしすぎる、と思い、 30分に設定していました。どうなることかとカウントダウンタイマーを提示したままで見ていると、学生の作業は着々と進んでいきます。結局、 30分でほとんどのチームが作成し終わり、次はグループごとに分かれて、発表・質問・評価の時間に移ります。
 その発表を見ながらY先生が話しかけてくれます。
「すごいですね。30分で図解が終わってしまいました」
「このチームごとのプレゼンテーションも、
いつ練習したんだろうと思うぐらい上手ですね」
授業終了後、少し振り返りをしました。再びY先生の話です。
「いや驚きました。途中、学生に質問してまわりました。
 『この授業は楽しい』『この授業はあっという間に時間が過ぎちゃうんです』
 『説明を聞くよりも、自分たちで話し合った方が、内容が腑に落ちます』
 『こんな授業を高校までに受けたことありませんでした』
 などと、言っていましたよ」とのことでした。

 私も学生たちがこれまでの授業で力を付けてきたことを確認できました。半年の訓練で確実に力を付けていくことを確信できました。また、外部の人が学生にインタビューしてくれて、それを聞くのも授業を振り返るのに興味深い視点になると思いました。外部の方の授業見学大歓迎です。(笑)