SA(チューデント・アシスタント)のパワー

【授業研究】「ロジカルシンキング実践」では4名のSAに手伝ってもらっています。昨日の授業ではSAの提案から、ドラマチックな展開が起きました。
 昨日は小さなワークを織り込んだレクチャーの後に、60分間の長いワークを課しました。その間にSAと次のステップについて確認していました。
「先生、このあとどうすんの?」
「去年と同じように、次回は各チームの模造紙をテーブルに置いて互いに見ようと思うんだけど」
「で、『いいねカード』と『質問カード』を貼るんだよね」
「そうそう。去年も好評だったでしょ」(←学生に自己アピール(笑))
「まあね。でも、時間が短いよね」(評価してもらえない‥涙)
「それはいえるね」(反論できない‥(-_-;))
「さっき、前回の模造紙をデジタル化してラインにアップしたいって言ってたじゃん」(おっ、ほめてくれた! \(^o^)/)
「うん、あれもいいアイデアでしょ」(←再び、学生に自己アピール(笑))
「だったらさあ、今日の模造紙もラインにアップして、1週間みんなに見てもらったら?」(そ、それは思いつかなかった)
「それはいいかも。でも、作業終了まであと10分間だよ。対応できる?」(もっと早く言ってくれればいいのに‥)
「うーん、できるんじゃん。実験してみて確認できたら、みんなに案内する、でいい?」(ホントにできるの?あと10分しかないんだよ〜)
「いいとも!」(任せるしかないよなあ〜)
‥そして、10分後、SAが全体に説明します。(できちゃった‥すご‥)
「‥まず、模造紙の画像を撮り込んでください。そのあと、クラスのライングループに新ノートを開きます。そこにメンバー名をコメントで書きこんで、そのあとに画像をアップしてください。家に帰ったら、他のチームの画像を見て質問を投稿してください。1人2つね。何か質問ありますか?」(←私と話す時より丁寧な言い方!? (-_-;)汗)
 この説明に何の質問も出ません。どうやら、学生には簡単なことらしいということにも驚きです。終了後、30分ほどしてからSAが投稿しました。「全チームの画像アップを確認しました。おつかれさまでした。では、来週までに質問を入れてください」。
 この授業のライングループは、教室変更、宿題の確認、グルプ分けの連絡などにものすごく活用しています。とても便利です。今回の方法は授業外学習を増やし、授業の質を高めるのにも役立ちそうです。私1人だったら、絶対に思いつかなかった方法です。SAとの共同することの価値は大変大きいものです。