「先生、私たちは何をしましょうか?」

【授業研究】今年度から新しく始まった授業が3年生向け「リーダーシップアドバンスト」という授業です。昨年前期に始まった2年生向け「リーダーシップベーシック」の発展コースです。リーダーシップ・スキル向上のために「アクションラーニング・セッション」を多用するプログラムです。「ベーシック」では主にメンバーとしての訓練を積み上げ、「アドバンスト」ではALコーチができるまでを目論んでいます。初回に、「ベーシック」と同じワークをさせたところ「つまんない」と学生に言われて、急遽プログラムを変更。第2回の内容には「先生、今日の授業は面白かった」と好評でした。この第2回による意義づけの変更と、目標レベルをあげたことで学生たちの意欲は上がりました。昨日の第3回のセッションでは学生の意欲の高さをひしひしと感じました。
 すると、SA(スチューデント・アシスタント)が近づいてきて言います。「先生、レベル上げたのはいいんだけど、私たちは何をしましょうか?去年までと同じでは、おまりみんなの役に立たないような気がします」。「確かに‥」。そこで、SAと話し合いです。私がやりたいことを伝え、SAの考えも聞き、具体化していきます。数分間の話し合いで、アイデアがまとまってきました。次の授業は連休を挟んで2週間後なので、準備ができそうです。
 授業をやって、学習者(学生や生徒)から意見を聞き、話し合って改善していく。私が高校物理の授業をAL型に切り替えていくプロセスと全く同じです。大学の授業がまた一段と楽しみになってきました。