【授業研究】東海地方で行った物理授業の生徒感想の中に気になるものがありました。
「普通の授業の時でも２人で考えることはあるけど、なんとなく話しづらい」
私の授業の時は、「話しづらい」ことはなく、自由に話せたということなのでしょう。
これは、「ルール設定」の問題だと思います。私の物理授業では、態度目標(ルール)として、「しゃべる、質問する、説明する、動く(立ち歩く)、チームで協力する、チームに貢献する」を挙げています。生徒たちはこれに従って、しゃべったり、立ち歩いたりします。従って、生徒たちが不自由に感じることもなければ、後ろめたく感じることもありません。
しかし、「普通の授業」では、生徒たちは「暗黙のルール」に従うというのが私の仮説です。「暗黙のルール」はこれまでの生活の中で何となく理解し、身に付けてきたルールです。学校の授業中は「しゃべってはいけない」と感じるのは当然のことです。
この「暗黙のルール」からの束縛から生徒たちを解放するのは、「明確なルール設定」をすることです。私の仮説を裏付けてくれる感想でした。
