女子高で物理授業をしました。

【授業研究】名古屋の名門・金城学院高校に伺いました。3年生の物理を2コマ連続で担当しました。23名のクラスでした。これを授業に空きのある先生たちはみてもらいました。女子中学高校に研修会講師で伺うことはしばしばあるのですが、実は生徒に会うことは少ないのです。研修会に出席されるのは先生たちばかりだからです。(笑)
 別の女子高校で生徒相手にグループワークを指導したことはあるのですが、物理の授業をしたことはほとんど覚えがないのです。なので、ちょっとワクワクした気分でした。ただ、3年生のこの時期の物理ですから、原子核の構造や電子のエネルギー準位など、かなり難しい箇所です。その点に関しては少々不安でした。
 実際にやってみると、実に真面目な生徒たちです。かなり難しい問題にも話し合いながら一生懸命に取り組みます。最初は少なかった話し合いも時間が進むとだんだん大きくなります。2コマ目には他のグループに移動する生徒も出現。数人がテーブルを囲んで立ったままで話し合いを続ける光景もありました。終了後に移動する私を廊下で追いかけてきた生徒が、「小林先生、楽しい授業でした。ありがとうございました」と言ってくれる場面もありました。ちょっと感動です。
    放課後は90分間の研修会。これが、質問続出。ほとんど質問対応だけで終わってしまいました。先生たちの熱心さに驚きました。夜は管理職の皆さんと懇親会。これも楽しい時間になりました。「名門」のプライドと前進の意欲を随所で感じる半日になりました。生徒の皆さん、先生方、ありがとうございました。